星野仙一 逝く ─ 小寒篇 (裏窓から)

長い人生を歩めば必死にならねばあかんときもあるし、気を緩めた方が良いこともある

壁に当たっても強気で攻めるのが策のこともあるし、熟すのを待つという選択もある

つまりは人生は状況を冷静に見て判断してゆく眼と勘と勇気が必要ということだろう

あの時の勝負が成功だったか失敗だったかなどは自分の命の最期まで断定できない

元旦篇であるとか小寒篇とをじっくりと腰を据えて考えることが六十を回った新年にはふさわしかろうと思いながらも日々が過ぎてゆく

🍀

そんなこんなのときに星野仙一さんが一月四日に亡くなったニュースがメディアで報じられ追悼の記事が余韻を引いている

星野仙一産は私が学生時代だったころの中日のエースであった
七十歳ということが大きな衝撃だ

数々の足跡を残した人だけに心に突き刺さる名言が多い

明治の野球部時代には合宿所の便所掃除もこなしてきたという話を読む

「人が嫌がること、つらいことこそ先頭に立って上の者がやるべきなんだ」

星野仙一さんは自らの著書「勝利への道」で「厳しさと激しさの中でこそ人は伸びる」と語っている

「なぜ便所掃除でなくてはならないのか」ということを筋道を立てて考え「筋道とは何か」を自分にもう一度問いかけてみるのがよい

急がねば「便所掃除」という言葉自体が社会から消滅するかもしれない

🍀

星野仙一のあの投球フォームが好きだった
短気で熱い印象も鮮烈に残る

生まれる前にすでに父を亡くし母と姉二人の元で育ったという
十歳上の時代に明治を出ているのだから並大抵の苦労ではなかったはずだ

人は不屈の精神に燃えている時が一番の哲学者かもしれない
七十歳という数字がこびりついて頭の中で暴れている

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