着々と


着々とその日を迎える準備をしている
時間がコツコツと音を立てるように過ぎてゆくように感じる

その日とは子どもが生まれる日で
予定では閏年の閏の日である

主治医の先生の話では
もうそろそろだということで
予想では10日ほど早いのではないかと
期待を募らせている

この子の母も
1週間ほど予定よりも早く
この子を生んだのだし
安産だった聞かされて
安心しながら
わが家でのんびりと時を過ごす

早いものだ
この子が生まれて
28年もたったのだから

九月へと跳んだ歓び 八月尽

8月30日は曇り空のスタートでした。

夜さりには雨が降っていたような覚えもあるものの、涼しくなりよく眠れるせいか、外の気配のことなどに気を使うこともなく割とぐっすりと眠っていました。

夜が明けてすぐに新聞をとりに外に出たら雨が上がっていたので、運動不足気味が気にかかっていることもありもしも小雨でも駅まで歩こうと決めていました。

でも、着くころには薄日が差して、普段のように汗が吹き出しました。気温は低いのですが。

S女子校のいつもの子におはようと挨拶をして、朝顔の写真を撮ったりして汽車を待ちました。

20150831朝顔IMG_1875

9月1日は、雨降りでしたのでバスに乗って行きました

何の変哲もなく九月が始まっていくのです。
きょうから列車の中に増えた高校生もさり気なく昔の景色のように収まって、九月は雨の始まりだったのに暗くもなく始まったのでした。

20150901sabaIMG_1876

おゆうはんは、お魚でした。サバ。お昼にもお魚を食べましたけど、こういう日は別に珍しくもなく、一日一魚ではなく一日二魚やなと悦んでいます。

揚げ出し豆腐は別に食べたいといったわけでもないし最近話題にしたわけでもないのだけど、どこかわたしの気持ちが望んでいるのが通じたみたい。

八月の末の話ですが。

30日の日曜日にJR名古屋高島屋で栗きんとんを買ってきたのです。(ツマ)
それが、九州の名品だったらしく「鈴懸」というお店のものでした。とても美味しかったのです。
これまでで食べたことがある栗きんとんにはない和菓子としての気品のある味で、一番美味しかった。

20150830栗きんとんIMG_1873

20150830栗きんとん会社IMG_1874

初サンマあっち向いてほいで右向いて

サンマのことを「かど」と呼ぶ。
ネット検索をしてもHITしてこないので伊勢のこの地域独特の呼び名なのかもしれない。

20150829さんまIMG_1871

子どもの頃から「カドは藁で焼く」と教わってきた。
実際には風呂の焚き口から炭を取ってきて七輪で焼く。

うちには猫がいたので盗まれないかと気を使ったことだろう。
今は頭と尻尾以外は丸ごと食べてしまうが、子どものころは骨とか腹ワタはよう食べんので猫にやったものだ。

秋のごちそうだった。

ツマはスタイルから入る方で、サンマを食べる季節になるたびに、横長のちょうどサンマが横たわるのにぴったしの大きさの皿を買いたがる。和食であろうが何であろうが綺麗に盛って食べるのは基本と教わったのだろう。

旨いものがたくさん出回るこの季節は、きれいな器に料理を盛って、美味しいお酒を飲みながら、風情を愉しむというのがいい。

そんな器量などわたしにはないのだろうが、ささやかな暮らしに見合ったささやかな食で、肥えすぎているのを解消したいと密かに思っている。

ネバネバの食事にも心がけている。夏から秋にかけては旬の野菜も豊富だから、これまでとは違った食にチャレンジしてみる。

20150821山芋オクラIMG_1864

積極的に納豆も食べてみて、近代化された食事から少しでも遠ざかりたい。

サンマを買う前の日に焼き物の器を買った。と言ってもスーパーで棚積み(ワゴン)の美濃焼きである。横長のサンマ用の皿はやめて、何でも盛れる大きさと形の皿を二種類。

皿を買った日にサンマを買おうとしたら、一尾で300円もしたのでシャケにした。サンマは後日150円のときに買ったものである。

暮れにかけて100円以下にまで値段が変動する。今の季節には、刺し身で食べるか、丸ごと焼いて大根おろしでいただく。

20150828シャケとかぼちゃIMG_1870

処暑のころ

稲刈り ─ 処暑篇(8月23日)を書いたころを思い起こす。
まだ暑かったなあと思う。

八月もきょうと明日で尽きる。
新しい九月が始まる。

朝夕はすっかり涼しくなった。休日に6キロほどを歩いているが、汗の出る量が少し減ってきたのがわかる。

20150822稲刈りIMG_1865

ちょうど「水のかたち」(宮本輝)をじっくりと読んでいるころか、読み終わって頭の中を整理していたころだろう。
出穂みて四十日 そう母が言っていたのを思い出し、ちょうど穂が出た写真を撮影して四十日目だと気づくのだ。

20150806水のかたちIMG_1847

昔の人は、生きるなかで様々な出来事をじっくりと考え、遡って知り、未来の自分たちの暮らしに役立ててゆく。
今でもそのことは変化ないのだが、何事にも分業化が進んで、更に完成されたものが出まわってしまったことで、詰まらんことに悩まされたり病んだりする人も出てきた。

宮本輝は期待通りの物語で、誰もがいう「宮本節」を随所で楽しめた。

20150520hotelroyalIMG_1862

今は、ホテル ローヤル(桜木紫乃)を読んでいる。
感想はそのうちに。

疲れたのであとでかこうかな。

二十五年ぶりくらいの人に会う

(きのう)

海に来てます
小雨降りだして
また止んで

海に来て木枯らし帰れぬ干潟なり わはく

パクリ先は、コレですな(↓)
海に出て木枯帰るところなし 山口誓子

20150704hikisio引き潮IMG_1787

干潮時刻
13:30ころ
1時間ほど前に海にいました
25年ぶりの人にも会いました
小雨が降ったりやんだり

楯干しイベントでしたが
わたしは参加者に会いに行っただけですので
収穫なし

でっかいお魚を袋に入れて
持っている人がおって
ええなあって思ってまして

スーパーでお刺身を買いました

旨そうなモノが店にあれば買います
しびの文化

この味が気の毒なことにわからない人があるけど
それは文化の違い
わからない人は食うべからず

20150704sasimiしびIMG_1789

後ろ姿

ディーゼルカーが行き違うために
ほんのわずかの時間だけ
長めに止まる駅で
いつも向こうのホームにいて
到着する列車を待ちながら
ベンチには座らずに
こちらには背中を向けて
立っている女の人がいた

毎日
必ずその列車の決まったドアの前に立って
必ず同じところに乗る

その人は雨でも風でも居て
毎日同じ後ろ姿で
足をクロスさせて
まっすぐに立っていた

いつも必ずスカートで
冬でもブーツの姿を見かけたことがなかった

一年も二年もその後ろ姿を見つめながら
その人がいるホームとベンチと滑り込んでくる列車の
決められたストーリーを
こちらのホームに停まる列車の中から
わたしは見続けていた。

ところが
たぶん
今年の春あたりから
見かけなくなってしまった

あの人は
こちらを一度も振り向いたこともなかったので
顔もわからないままだった

ホームとベンチのあたりが
やけに寂しい