3月のなかごろに考えていたこと

3月16日
33回目の結婚記念の日の頃に考えていたこと

(3月号のメルマガ巻頭言)

あっという間に3月を迎えて、年度の節目ということで忙しい人も多かろうと思います
新しいステージへと旅立つ人もあるのではないでしょうか

落第も二度目は慣れてカレーそば  小沢信男

季語の「落第」というが面白くて目にとまりました。愉しい俳句です
作者の小沢さんは昭和2年生まれの人で、興味深い作品がたくさんあります

「落第」の季節今ごろですから、春の句になります
「落第」って恐ろしい言葉ですけど、 もしかしたら死語になりつつあるかも知れません

この季節には花が咲きますからのんびりと花見をしたいものです

しかしながら、思い出は苦々しいものばかりで、散歩をしながら湯島天神の梅や千鳥ヶ淵の桜を 見物に行くにはちょうどよいところに母校があったのに一度も花見に出かけて行く余裕はなかったです

あのころは「留年」などという生やさしい言葉ではなく「落第」という言葉が春の日常語でした

(私の母校では)新入生の6割ぐらいが浪人生で卒業時にはその半分くらいが「落第」の洗礼にあっていた時代です

あれから時代が過ぎて二期校という呼び名が消えて共通一次試験ができて後にセンター試験に変わって、学生の顔ぶれは金太郎アメのようだと評されるようになり、浪人とか落第
という言葉も廃れていきました

3月のメルマガを書く時節は、そんなわけで節目がズレて2倍、3倍にも膨れあがった友人たちから異動の便りが届く季節でもあります

みなさんはいかがな年度末をお送りでしょうか。

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躓く・忘れる・落とす・こぼす─朔日にうるめを食いつつ考える

♠️躓く
絨毯程度のちょっとした厚みであっても足がすっと閊えてしまうことがある
足が微妙に高く上がっていないからだろうと思う
そういうふうに躓くことが増えた

♠️忘れる
頻繁に会った人なのに暫く振りにどこかでばったり再会して名前が思い出せないことがある
いわゆるド忘れである
これには特徴があって必ずと同一人物を繰り返して忘れる
意地になってメモをするものの見ないで思い出そうとしても蘇らないことが多い

♠️落とす
テーブルに腰掛けて作業などをしながら手を伸ばして離れた場所からハサミを取ろうとしたときなどに手に持ったハサミをポロリと落とす
手が握る力(握力)を加減する制御神経のようなものが微妙さを失ったからであろう
一定の力で握り続けている時にふっと筋力が緩むように見える

♠️こぼす
漬物とか惣菜などをテーブルの上で取り分けるときに取り皿までの間でぽろっと匙からこぼすとか箸から落ちしてしまう
また、お茶漬けをかき込むような動作でご飯を食べているときに口からポロポロとご飯などが零れ落ちる

うるめ
朔日にうるめを食いつつ考える

(1)忘れる
(2)落とす
(3)こぼす
(4)躓く

この4つのアクションは日ごろの行動で起こるミスだ
特にある年令を回ったころからこうしたちょっとしたミスが気に掛かるようになってきた

しかし視点を変えると面白い

人生の歩むうえでの自分の姿や道程にも当てはめることができるのではないかと後でよく考えてみて気づいて苦笑いをする

人生において起こるこれらの4つのミスは、若いときであれば日常茶飯事で、驚くことではなかったわけで、むしろそれをステップ・アップの足場にしてきたはずだった


♠️落ちると躓くは人生において痛い思い出がある

受験に落ちる
高校入試失敗で始まって高校2年の2学期の交通事故の後の成績の急落
大学受験は推薦で落ちて現役で落ちて浪人で落ちまくる
進級においても落第を体験するし
人生いろいろというのは早くも15歳の時から始まったのだった

躓く人生
元来頭は良くないのだからそんなに背伸びをしても無駄なことが多く
自分に合った人生の道を歩むべきで合ったのだと気づくのはこの年に近づいてからだ

躓いたことをふりかえるものの実力不足なのだから想定通りに壁に当たったというのが正しいか
出世もできないし仕事での成功も(私の力では)輝かしいものはあまりない
周囲に恵まれての言ってみれば歴史に残るような足跡があるともいえようが
私が一人で築いたものではない

オンナ好きの怠け者、さらには見栄っ張りでケチ
思い出したくもないオンナに騙されて人生の崖を落ちることになったのはここで封印する
(ツマには感謝します)

そもそもが競うことを嫌う性格がたたって
似たものが集い切磋琢磨して上達しながらものを作り上げてゆく集団には行きたがらない

♠️曽祖父、祖父、父と三代に渡って、村長、村会議員、公務を努めてきたのだから
何もスピンアウトして遠い都市に本社を置く企業に行くことなどせずに
故郷に御恩を返すべく奉公する職につき持ち味を出せばよかったのだ

(身近な人たちは口を揃えていうのだが、もうすでに遅い)

♠️こぼす と 忘れる
まあ歳食ったんだから仕方あるまい

幸せに生きよう
健康に暮らそう
そんなことばかりを口癖にしている